片頭痛
2025年9月13日

片頭痛(偏頭痛)|ズキズキする痛みに悩むあなたへ
「こめかみがズキズキして動けない」「光や音に敏感になり吐き気まで…」
繰り返す片頭痛は生活の質を大きく下げます。
市販薬や処方薬で一時的にしのげても、発作が再びやってくるたびに「またか…」という不安がつきまといます。
片頭痛とは?
片頭痛は血管の拡張と三叉神経の活性化が関与すると考えられています。
日本人の約8%が経験するといわれ、特に20〜40代女性に多い頭痛タイプです。
発作は数時間〜3日続き、仕事・家事・育児に大きな影響を与えます。
- 脈打つようなズキズキした痛み(片側または両側)
- 吐き気・嘔吐を伴うことがある
- 光・音・においに過敏になる
- 体を動かすと悪化する
- 前兆(視覚異常・閃輝暗点など)を伴う場合がある
誘因(トリガー)
片頭痛は誘因の管理が非常に重要です。
日本頭痛学会や海外の臨床研究でも、以下のような要因が関与するとされています。
- 寝不足・睡眠過多
- ストレスやストレスから解放されたタイミング
- 女性ホルモンの変動(生理周期)
- チョコレート・赤ワイン・チーズなどの特定食品
- 天候の変化(気圧の低下)
こうぞう整体院のアプローチ
1. 評価
まずはレッドフラッグ(緊急疾患の除外)を行い、医療機関と連携が必要かを確認します。
そのうえで、姿勢・頸椎の可動性・肩甲帯や胸郭の動き、自律神経の状態を総合的に評価します。
2. 施術(徒手)
後頭下筋群・側頭筋・僧帽筋など、頭痛に関連する筋肉を丁寧に緩めます。
胸郭や骨盤を整えて呼吸の質を改善し、自律神経の安定を図ります。
3. 運動
姿勢保持筋のトレーニングや、肩甲骨の安定性を高める運動を行います。
体の使い方を変えることで、片頭痛の頻度を減らすことを目指します。
4. 鍼灸
頭部や首肩のツボに鍼を行い、筋緊張を緩めつつ血流を改善します。
また、自律神経の乱れを整えることで「誘因に左右されにくい体」づくりをサポートします。
セルフケア
- 頭痛ダイアリーをつけて誘因を特定する
- 規則正しい睡眠リズムを保つ
- 生理周期に合わせて生活を調整する
- カフェインは「とりすぎ」と「急な断ちすぎ」に注意
- ストレッチや入浴で首肩の血流改善
薬に頼るだけでなく、体の使い方を変えることで再発予防を目指します。