インピンジメント症候群

インピンジメント症候群|腕を挙げると肩が痛いあなたへ

「腕を挙げると肩に引っかかる感じがする」「上の物を取ると鋭い痛みが走る」――
それはインピンジメント症候群かもしれません。
放置すると腱板損傷や石灰沈着へつながることもあるため、早めのケアが重要です。

インピンジメント症候群とは?

肩を挙げるとき、肩峰下の狭いスペースで腱板(特に棘上筋)や上腕二頭筋腱が骨に挟まれる状態です。
その結果、炎症や摩耗が起こり、痛みや引っかかり感が生じます。
野球やバレーなどオーバーヘッド動作を多く行う人、デスクワークで猫背姿勢の人に多いのが特徴です。

  • 90〜120°にかけての挙上動作で痛い(ペインフルアークサイン)
  • 上の棚の物を取る・洗濯物を干すなどで悪化
  • 夜間痛があり眠りにくいこともある

原因と背景

インピンジメントの背景には肩甲骨の動きの乱れ(肩甲胸郭リズム不全)や、胸郭・股関節の硬さがあります。
つまり「肩だけの問題」ではなく、全身の連動不足が肩に負担を集中させているのです。

こうぞう整体院のアプローチ

1. 評価

挙上動作をチェックし、肩甲骨・胸郭・股関節の連動性を評価します。
インピンジメントが再現される角度や動作を把握し、原因部位を特定します。

2. 施術(徒手)

後方関節包・棘上筋腱周囲・肩甲下筋などを調整。
胸椎伸展や肩甲骨の後傾・外旋を促し、肩峰下スペースを確保します。

3. 運動

インナーマッスル(棘下筋・小円筋)を活性化し、肩甲骨下方回旋優位を修正
Y/T/Wエクササイズや胸郭モビリティドリルで「挙げても痛くない肩」を作ります。

4. 鍼灸

棘上筋・棘下筋・肩甲挙筋などの過緊張部位に鍼を行い、炎症と痛みを緩和。
血流改善により自然治癒力を高め、再発防止につなげます。

セルフケア

  • 壁スライド:背中を壁につけて肩をゆっくり挙上
  • 胸を開くストレッチ:猫背予防で肩峰下スペースを広げる
  • 肩をすくめず肩甲骨から腕を動かす意識を持つ
  • 痛みが強い日はアイシングで炎症を抑える
「肩を挙げると痛い」「動かすたびに引っかかる」――それはインピンジメント症候群のサインかもしれません。
全身の連動を整え、再発しにくい肩を一緒に作っていきましょう。Web予約・お問い合わせ
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