分離症
2025年9月8日
2025年9月13日

分離症(腰椎分離症)|スポーツを頑張る学生やアスリートに多い腰痛
「練習を続けたいけど腰が痛くて思い切りプレーできない」――
そんな悩みを抱えている中高生のスポーツ選手に多いのが腰椎分離症です。
痛みを我慢して続けると悪化し、「すべり症」へ進行することもあります。
分離症の特徴
腰椎の一部(椎弓)に疲労骨折が生じることで発症します。
特に腰を反る・ひねる動作を繰り返す競技(野球・サッカー・テニス・体操など)で多く見られます。
練習量が多い真面目な選手ほど発症しやすいのも特徴です。
- スポーツ活動中の腰痛が続く
- 反る動作(バックハンド・ジャンプなど)で悪化
- 進行すると「すべり症」へ移行することもある
なぜ繰り返すのか?
分離症は「骨の疲労骨折」が直接の原因ですが、背景には股関節や胸郭の柔軟性不足、体幹の安定性の弱さがあります。
そのため、痛みが落ち着いても体の使い方を改善しなければ再発リスクが高いのです。
「一度治ったけど、また練習を再開したら痛みが戻った」という声も少なくありません。
こうぞう整体院のアプローチ
1. 評価
腰だけでなく股関節・胸郭・骨盤の連動を細かく確認します。
スポーツ特有の動作(スイング・ジャンプ・キック)でどこに負担がかかっているかを見極めます。
2. 施術(徒手)
腰へのストレスを減らすために、股関節や胸郭の可動性を高めます。
同時に腰部の緊張を和らげ、プレー中の痛みを軽減します。
3. 運動
股関節主導の動きや体幹安定エクササイズを取り入れ、
「腰を反らずに動けるフォーム」へ修正していきます。
競技復帰に向けて段階的にメニューを調整します。
4. 鍼灸
腰背部の過緊張を緩和し、血流を促進。
痛みの軽減と回復促進をサポートします。
特に夜間痛で眠れない選手には有効です。