椎骨動脈解離による頭痛

椎骨動脈解離による頭痛|突然の後頭部痛に要注意

「今までにない激しい後頭部の痛み」「めまいや吐き気を伴う頭痛」――
それは椎骨動脈解離のサインかもしれません。
脳梗塞の原因にもなり得るため、救急受診が必要な緊急疾患です。

椎骨動脈解離とは?

椎骨動脈解離は、後頭部から脳へ血流を送る椎骨動脈の血管壁が裂ける状態です。
血管の中に血液が入り込み、血流が阻害されることで頭痛や神経症状を引き起こします。
日本脳卒中学会や各種ガイドラインでも早期診断・治療が必須とされています。

  • 突然の強い後頭部痛
  • めまい・ふらつき
  • 吐き気・嘔吐
  • 手足のしびれや脱力、構音障害などの神経症状

原因とリスク因子

椎骨動脈解離は比較的若年(30〜40代)にも発症します。
強い外傷だけでなく、軽い首の動作(スポーツや整体、事故後のむち打ちなど)でも発症例があります。
高血圧・喫煙・遺伝的素因もリスク要因とされます。

治療と注意点

発症が疑われる場合は直ちに救急受診が必要です。
医療機関では画像診断(MRI・MRAなど)を行い、抗血小板薬・抗凝固療法などで治療されます。
当院では発症直後の施術は行いません。必ず医療機関の診断・治療を受けていただきます。

こうぞう整体院の役割(回復期・再発予防)

1. 評価

医師の管理下で安全を確認したうえで、首〜肩・姿勢・呼吸の評価を行います。
動脈解離の既往歴がある方に対しては強い徒手刺激や首の過伸展は行いません

2. 施術(徒手)

胸郭や骨盤の調整で首への負担を減らし、頸部筋の過緊張を間接的に和らげます。
安全性を第一に、ソフトな施術を心がけます。

3. 運動

呼吸法・体幹安定性トレーニング・肩甲帯の機能改善を中心に指導。
首に過剰なストレスをかけない体の使い方を習得していただきます。

4. 鍼灸

急性期直後は禁忌ですが、回復期には肩こりや自律神経の乱れに対する鍼灸で生活の質を支えます。
必ず医師の同意を得て実施します。

セルフケアと再発予防

  • 血圧を適切に管理する
  • 喫煙を避ける
  • 急な首の過伸展や強い刺激を控える
  • 適度な有酸素運動(ウォーキングなど)で血管の健康を保つ
「突然の強い後頭部痛」「めまいを伴う頭痛」――これは見逃してはいけないサインです。
まずは医療機関での診断と治療を。こうぞう整体院は回復期の生活支援と再発予防であなたをサポートします。Web予約・お問い合わせ
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