ランナー膝(腸脛靭帯炎)

ランナー膝(腸脛靭帯炎)|走ると膝の外側が痛むあなたへ

「走ると膝の外側がズキズキする」「長距離を走ると痛みが強くなる」「下り坂で特に痛い」――
それはランナー膝(腸脛靭帯炎)かもしれません。
ランニングを続けたい方にとって避けて通れない、代表的なオーバーユース障害のひとつです。

ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?

大腿外側を走る腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)が膝の外側の骨(大腿骨外側上顆)と摩擦を起こし、炎症が起きる障害です。
ランニングや自転車などの膝の屈伸反復動作で発症します。
痛みは膝外側に局所的で、走行距離が伸びるほど悪化するのが特徴です。

  • 膝の外側(ももの横〜膝外側)がズキズキ痛む
  • ランニング中盤〜後半、または下り坂で悪化
  • 押すと外側上顆にピンポイントで痛み
  • 膝を曲げ伸ばしすると「パチッ」と擦れる感覚

原因と背景

腸脛靭帯炎は単なる走りすぎではなく、体の使い方の偏りが大きく関与しています。

  • 骨盤の左右差・股関節の動きの悪さ → 大腿骨が内旋し腸脛靭帯に摩擦
  • 大殿筋・中殿筋の筋力低下 → 着地時に膝が内側に倒れる(Knee-in)
  • オーバープロネーション(過回内) → 足が内側に倒れ、外側に張力集中
  • 走行フォーム・シューズ摩耗・路面傾斜などの環境要因

つまり、膝の外側が痛いからといって膝だけ治療しても根本的には改善しません。
こうぞう整体院では「膝に負担をかけている全身のバランス」を整えます。

こうぞう整体院のアプローチ

1. 評価

走行・スクワット・片脚立位などを通して、膝が内側へ入る動作(Knee-in)
股関節・骨盤の連動性を分析します。フォーム動画解析も行い、原因を明確化します。

2. 施術(徒手)

腸脛靭帯・大腿筋膜張筋・外側広筋の緊張をリリースし、摩擦を軽減。
さらに股関節・骨盤・足首の可動性を整えて、膝外側への張力を分散します。

3. 運動療法

  • 中殿筋強化:サイドプランク・ヒップアブダクション
  • 大殿筋活性化:ヒップヒンジ・RDL
  • 足部安定:タオルギャザー・片足バランス
  • ランニングフォーム改善:接地角度・ピッチ・骨盤の安定を指導

4. 鍼灸

腸脛靭帯の摩擦部位や大腿外側筋群に鍼を行い、炎症と疼痛を鎮静化します。
鍼治療後は可動域が広がり、ストレッチやフォーム練習がスムーズになります。

セルフケア

  • ラン後に外ももストレッチ(立位・寝位両方)を15〜30秒×3回
  • フォームチェック:膝が内側に入っていないか鏡で確認
  • 走行距離・路面傾斜・シューズの摩耗を定期的に見直す
  • 痛みが強い時期:ランを一時中断し、エアロバイクやプールで負担を軽減
「走るたびに外側が痛い」「レースに間に合うか不安」
ランナー膝は正しいケアとフォーム修正で再発を防げます。
こうぞう整体院では根本動作改善+再発予防までサポートします。

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