頸性頭痛

頸性頭痛|首の不調からくる頭痛に悩む方へ

「首を動かすと頭が痛む」「デスクワークの後に首の付け根から頭にかけて重くなる」――
その頭痛、実は首の不調(頸性頭痛)が原因かもしれません。
首の関節や筋肉のトラブルが背景にあり、病院では「異常なし」と言われることも少なくありません。

頸性頭痛とは?

頸性頭痛は頸椎やその周囲の関節・筋肉の障害によって起こる頭痛です。
日本頭痛学会の分類にも含まれる「二次性頭痛」の一つで、首の機能不全が痛みを引き起こします。

  • 片側性の頭痛が多い(ただし両側に出ることもある)
  • 首を動かすと悪化しやすい
  • 後頭部〜こめかみにかけて広がる痛み
  • 肩や背中のこりを伴うことが多い

原因と背景

主な原因は頸椎の動きの制限・関節の炎症・筋肉の過緊張です。
デスクワークやスマホ使用による前傾姿勢、交通事故によるむち打ち後遺症も関与します。
つまり「頭痛=脳や血管の問題」ではなく、首の動きや姿勢の乱れが根本にあるケースが多いのです。

こうぞう整体院のアプローチ

1. 評価

頸椎の可動域、姿勢(ストレートネック・猫背)、肩甲帯・胸郭の連動をチェックします。
頭痛を誘発する動きを再現し、原因部位を特定します。

2. 施術(徒手)

頸椎まわりの関節モビライゼーション、後頭下筋群・僧帽筋のリリースを実施。
胸郭・骨盤を整えて「首だけに負担が集中しない体」を作ります。

3. 運動

首を支える深部筋(頸部深層屈筋)のトレーニングを行い、中立位を保持できるように指導します。
また、肩甲骨安定性を高める運動で「首に頼らない姿勢」を獲得します。

4. 鍼灸

後頭部や首肩のツボ(風池・天柱など)に鍼を行い、血流と神経のバランスを改善。
慢性的なこり・自律神経の乱れによる痛みの増幅にも対応します。

セルフケア

  • スマホは顔の正面の高さに持ち上げる
  • 30分に1度は首を回し、肩甲骨を動かす
  • 首を反らすより胸を開くストレッチを重視
  • 枕の高さは首が自然に支えられる程度に調整
「首の付け根が重い」「首を動かすと頭痛が出る」――それは頸性頭痛かもしれません。
根本原因を明らかにし、首に負担をかけない体づくりを一緒に目指しましょう。

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