股関節の痛み 鼠径部痛症候群
2019年11月22日
2019年12月3日
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先日解剖学のセミナーに行ってきました。
テーマが「股関節」でした。
皆さんおっしゃっていたのが股関節は難しい・・・
たしかに腰との絡みもありますし難しい・・・
現在も高校サッカー部のトレーナーをさせてもらっているんですが、2015年あたりにちょうどグロウインペインの勉強を自分なりにしていました。
・鼠径周辺部痛(グロウインペイン)とは?
鼠径部周辺の痛みを指します・・・原因→ 内転筋肉離れ、剥離骨折、恥骨結合炎、スポーツヘルニアetc
・鼠径部痛症候群(グロウインペイン症候群)とは?
定義(股関節周辺の痛みの原因となる器質的疾患がなく、体幹~下肢の可動性、安定性、協調性に問題を生じた結果、骨盤周辺の機能不全に陥り、運動時鼠径部周辺に痛みを起こす)鼠径部に痛みがあるんだけど、痛みの原因が鼠径部にはない。どこかの筋肉の硬さ、バランスの悪さ、体をうまく使えていないことによって鼠径部に痛みが出てしまっている。
年間通して多いのが股関節周辺の痛み。
だいたいは内転筋の筋膜炎、肉離れなんですが、なかなか治りが悪かったり、怪しいものはMRIなど精密検査をするように勧めます。多いときは腸腰筋の肉離れ、上前腸骨棘の剥離骨折、鼠径部のヘルニアのような隆起?ほとんどは鼠径部痛症候群に当てはまりませんでした。これは上記に書いた定義がわからないといけないのが前提です。いかに鑑別と検査が重要かと思い知らされました。
某整形外科に受診した選手は股関節の痛みだからって鼠径部痛症候群の診断を受け冊子をもらってました。患部に圧痛あるのにそれはないでしょ(笑)ただ専門性が高いのでわからないお医者さんも多いのは事実だと思います。内転筋群の鑑別も難しいです。だからほとんど鼠径部痛症候群専門の整形外科に送っていました。他には分離症、肩関節脱臼の関節唇損傷、ヒルサック損傷などを対診していただいていました。そのおかげでいろんな症例を知れました。〇賀先生には感謝です。これからもばんばん症例を送れるような院にしたいです。いきなり患者さん紹介してきた若造にも丁寧にMRIの画像に解説をつけてくれたりして。この場を借りてお礼申し上げます。この記事が先生にみられることはないと思いますが(涙)
そして股関節のリハビリはやってはいけないこと、上半身下半身の協調性を出すためのエクササイズでクロスモーションスイングなどありますが、これらをしっかりやることでかなり改善できるようになりました。左股関節の痛みが右の肩甲骨周囲に問題があったりすることはよくあります。
サッカーの長谷部選手、中田英寿選手もグロウインペインに悩まされていたようですね。
グロウインペインでお悩みの方気軽にご相談ください。